bioMérieux、より良い患者治療につなげるため医療物流を近代化

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bioMérieuxが、時間との勝負である医療物流の複雑な仕組みをどのようにシンプル化したのかをご紹介します。ExotecのSkypodシステムを導入することで、より速く、より正確なオペレーションを実現しました。

bioMérieuxについて

bioMérieuxは1963年に設立された、体外診断(IVD)分野の世界的リーダーです。医療向け・産業向けの両方に対して、検査システム、試薬、ソフトウェア、サービスを幅広く提供しています。

  • 臨床診断が事業の85%を占めており、病院や検査機関が感染症を特定し、より良い患者のケアにつなげることを支えている。
  • 産業診断は15%で、食品や医薬品の生産工程において微生物を検出するためのソリューションを提供。

bioMérieuxは、微生物学・免疫測定・分子生物学においての核となる技術を強みに、45か国で事業を展開し、製品は160か国以上に届けられています。

同社のグローバル物流ネットワークは、フランスと米国にある2つの国際配送センターを中心に支えられており、ここで保管、出荷準備、配送までを担っています。

課題

診断ソリューションの世界的な需要が高まる中、bioMérieuxは2024年上期に急速な売上成長を記録しました。これにより、物流体制を大きく強化する必要性が出てきました。
同社は、サンヴュルバ国際配送センターを近代化し、1日あたり最大5,000個の小包と400枚のパレットを出荷できる体制を目標としました。そのため、次のような課題を解決する必要がありました。

本プロジェクトを通じて、以下の主要な課題が明らかになりました。

  • 既存の15,000㎡の倉庫内で、敷地を広げずにスペースを最適化
  • 限られたスペースのレイアウトに、既存フローを止めず自動ピッキングを組み込み
  • 旧式システムを刷新し、身体に優しく自動化向きの工程を導入して効率と働きやすさを向上
  • 温度に敏感な医療製品を、保管から配送まで厳格に温度管理
  • 省エネ化と梱包廃棄の削減で環境負荷を低減

The Skypodシステムのソリューション

ロボットピッキングステーション補充ステーションビン/1時間あたりのビン処理数ラックの高さシステム設置面積
1228,0003005,60 m (29.5 ft)675 m2 (7 266 sq.ft)

1. 生産性と処理能力の向上

  • Goods-to-person(人のもとへ商品を運ぶ)ロボットが、注文品を2分以内に取り出せるため、厳しい締め時間にも対応可能になった。

2. 限られた施設の中で柔軟性を高める

  • 高密度なシステムにより、必要な設置面積はわずか675㎡(7,265平方フィート)。サッカー場の8分の1以下の広さに収まる。
  • 医療業界の厳しい基準にも対応し、アイテム1点ごとの正確な追跡管理を実現。
  • Exotecが導入した段ボールの組み立て・封かん機や重量計など、入荷・出荷の各システムともスムーズに連携。
  • 15〜25℃で保管される製品はSkypodシステムで対応し、2〜8℃で保管される製品は手作業でピッキング。下流工程をスムーズにつなぎながら、温度帯ごとの作業フローを無理なく一体化。

3. 環境面と梱包効率の改善

  • 冷蔵品と常温品を同じエリアで扱えるようにしたことで、温度の違う商品でも一緒にスムーズに梱包準備できるようになった。
  • Exotecの連携の一部として、ピッキング時に3種類の箱サイズを使い分け、箱は自動で最適な準備ステーションへ運ばれ、箱をちょうどよい大きさに調整し封かんすることで、荷物の体積を最大15%削減。
  • 軽くて省エネなロボットを使うことで、倉庫全体のエネルギー使用量を抑えられ、bioMérieuxの環境目標にも貢献。

“Skypodシステムの大きな強みは、将来必要になる台数ではなく、今必要な分だけ”ロボットに投資できる点です。”

— フランク・ルヴェルディ氏 bioMérieux IDC 2040 プロジェクト ディレクター

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