ExotecとDexter Intralogistics が協業 Skypodがようやくスペイン市場に

2020年2月7日

革新的な自動荷揃えシステム「Skypod」がようやくスペイン市場に上陸しました。2019年に「ベスト中小企業賞」を受賞したフランスの物流応用ロボット工学企業が、スペインでのSkypodシステム導入のためDexter Intralogisticsとパートナーシップを締結しました。

物流が戦略的な課題となっているデジタル時代では、手動型の荷揃えシステムで対応しているeコマース業者は人手を増やすだけでは競争に勝てません。世界最大手のeコマース企業のペースに刺激されて、今日の消費者はより質の高いスピーディーなサービスを求めています。競争力の保持と品質での差別化を図るには、サプライチェーン全体の荷揃えシステムの大規模な改善が短期間で必要です。

荷揃えの生産性を高める目的で導入された従来のシステムは自動化に基づいています。

しかしそうしたシステムは莫大な投資を要するもので、一度据え付けたら動かせないことから、3~5年先の成長が予測できないeコマース業者には向きません。前後・左右の2次元的に動くロボットは柔軟性とスケーラビリティのニーズに応える一方で、広いスペースを必要とし、エネルギー消費量が多いシステムです。

そこでExotecは「荷揃えに最適なソリューション」Skypodで差別化を図ります。自動システムの柔軟性とスケーラビリティを兼ね備え、更には複雑な自動物流センターの効率性と生産性を併せ持つシンプル且つ機能的なソリューションです。

世界で唯一、誘導設備なしでラックに登れるロボット群です。 eコマースと小売りの流通ルールを変え、課題に応えるソリューションです。

B2B、B2C、3PL(サード・パーティー・ロジスティクス)など分野を問わないSkypodの応用力と可能性を見出したeコマース、量販店、ファッション・アパレルのトップ企業と戦略的な提携を結ぶことによって、自動荷揃えシステムの分野ではリーダー的な技術を誇るSkypodは世界の市場に変革をもたらします。

ウィンウィンのソリューション

Goods to Person(GTP)の概念に100%基づくこのソリューションは、ステーションで待つ作業者にロボットが荷物を運ぶことで最高の生産性を保証します。Skypodシステムは、「アリ」のように機能する無人搬送ロボット群、商品が保管されるラックとケース、人間工学に基づくピッキングステーションで構成されています。

Exotecのシステムは4~6ヵ月で操業可能で、日々の生産を停止させることなく保管能力やフローに合わせて進化します。伝統的な自動ソリューションのメリット全てを提供しつつ、それに伴うリスクはありません。

「Exotecは信頼できるイントラロジスティックの最先端技術を専門とする現地パートナーのおかげで海外展開を果たしてきました。
この提携を通じて物流の主要市場であるスペインに進出し、南欧州での国際展開を強固にします。Dexter Intralogistics社とは同じ価値観とビジョンを共有しています。こうしたインテグレーターとの関係が弊社の成長の鍵を握っています。」

-Romain Moulin氏, Exotec社 CEO 

「Exotecとの提携の機会を得たことを嬉しく思います。Skypodのようなソリューションは今まで見たことがありません。一目惚れしました。完璧な小売りの荷揃えシステムだと思います。本提携は単なるパートナーシップにとどまらず、我々のマーケットにとっても良い機会です。これからはスペインの流通市場に付加価値をつけること、そして未来のユーザーのサプライチェーンをより進化させることに取り込んでいきたいと思います。」

-César Briones氏, Dexter intralogistics社 パートナー兼CEO